折りたたみマットレスの選び方|厚み・中材と後悔しないポイント
折りたたみマットレスは、使わないときにたたんで収納できる手軽さが魅力の寝具です。一方で、価格や収納性だけを基準に選ぶと、腰の底付きや折り目のへたりに悩まされることも少なくありません。この記事では、折りたたみマットレスの特性と後悔しがちなポイントを整理したうえで、厚み・硬さ・中材・耐久性という4つの選び方の基準を解説します。三つ折りタイプでも寝心地を妥協したくない方に向けて、寝具専門店の視点でお伝えします。
折りたたみマットレスは省スペースと手軽さが魅力の寝具

はじめに、折りたたみマットレスがどのような特性をもつ寝具なのかを整理します。利点を正しく理解しておくと、後述する弱点や選び方の基準も判断しやすくなります。
使わないときはたたんで収納して部屋を広く使える
折りたたみマットレスの大きな魅力は、使わない時間帯にたたんで片付けられることです。日中は押入れやクローゼットに収納すれば、寝室を書斎やリビングとして広く使えます。ワンルームで暮らす方や、来客用の寝具を用意しておきたい方に向いています。
市販されている折りたたみマットレスは、2つ折りや3つ折りに分かれるセパレートタイプが主流です。ウレタン素材の商品が多く、1枚もののマットレスに比べて軽量なため、持ち運びや上げ下ろしの負担が小さい点も扱いやすさにつながっています。
三つ折りにして立てるだけで底面を乾かせる
マットレスを床に直接敷くと、寝ている間の汗などの湿気がマットレスと床の間にたまりやすくなります。湿気を放置するとカビの原因になるため、底面を乾かすお手入れが欠かせません。
折りたたみマットレスなら、三つ折りにして立てかけるだけで底面に風を通せます。1枚ものの重いマットレスを壁に立てかけるのに比べて負担が小さく、湿気対策を習慣にしやすい構造です。マットレスの湿気やカビへの対処はマットレスのカビの取り方|原因・除去手順・再発を防ぐ予防策|日本橋西川で詳しく解説しています。
安い折りたたみマットレスで後悔しがちな3つのポイント

折りたたみマットレスは手頃な価格の商品が多い一方、安さ・軽さ・収納性だけで選ぶと寝心地や耐久性で後悔しやすい寝具でもあります。日本橋西川の店頭でも、数年でへたってしまい買い替えを検討しているというご相談をいただくことも珍しくありません。購入前に知っておきたい3つの後悔ポイントを、寝具専門店の視点から解説します。
厚み不足で背中や腰が底付きする
底付きとは、体の重い部分がマットレスを押しつぶし、床の硬さが体に伝わってしまう状態のことです。床に直接敷いて使う場合、厚みが足りないマットレスや中材の密度が低いマットレスでは、体重が集中する腰まわりが沈み込み、底付きが起こりやすくなります。
底付きした状態で眠ると、腰や背中に圧力がかかり続け、起床時の違和感につながります。薄くて軽い商品は収納には便利ですが、床置きで毎日使う寝具として選ぶなら、厚みの確認が欠かせません。
折り目から先にへたって段差ができる
折りたたみマットレス特有の弱点が、折り目部分のへたりです。折り目には開閉のたびに折り曲げる負荷がかかるため、ほかの部分より先にへたりやすい箇所といえます。
さらに、三つ折りタイプでは腰があたる中央のブロックに体重が集中します。中央だけが先にへこんで段差ができると、寝姿勢が崩れて寝心地が大きく損なわれます。折り目やブロックのへたりにどう備えるかは、折りたたみマットレス選びの重要な視点です。
低密度のウレタンは数年で買い替えになる
価格の安さは、中材であるウレタンの密度の低さに表れやすい傾向があります。密度の低いウレタンは復元力が弱く、沈み込みが戻らなくなるまでの期間も短くなりがちです。ウレタンマットレスの寿命は3〜5年程度が目安とされ、低密度の商品ではさらに短くなることもあります。
へたるたびに数年おきに買い替えると、総額ではかえって高くつく場合もあります。ウレタン素材の特性やお手入れはウレタンマットのメリット・デメリットとは?選び方やおすすめの製品を紹介|日本橋西川で詳しく解説しています。

失敗しない折りたたみマットレスの選び方

後悔ポイントを踏まえると、購入前に確認したい基準は厚み・硬さ・中材・耐久性の4つです。それぞれの目安を順に解説します。
床に直置きするなら厚みは10cm以上を目安にする
底付きを防ぐ最初の基準が厚みです。折りたたみマットレスを1枚で使うなら8cm以上が最低ライン、床に直置きするなら10cm以上を目安にすると安心です。厚みがあるほど体を受け止める層に余裕が生まれ、体重が集中する腰まわりでも床の硬さが伝わりにくくなります。
ベッドフレームやすのこの上で使う場合や、敷布団と重ねて使う場合は、やや薄めでも底付きしにくくなります。使う場所を決めてから厚みを選ぶのがポイントです。厚み別の特徴はマットレスの厚さの目安は何センチ?厚み別の特徴と選び方を解説|日本橋西川で詳しく解説しています。
硬さは体重に合わせてニュートン値で確かめる
ウレタンマットレスの硬さは、ニュートン(N)という数値で表示されています。数値が大きいほど硬く、体重が重い方ほど硬めが向く傾向です。目安として、体重40〜55kgの方は100N前後、55〜80kgの方は140N前後、80kg以上の方は170N以上が選ぶ基準になります。
柔らかすぎるマットレスは腰が沈み込んで寝姿勢が崩れ、硬すぎると肩や腰に圧迫感が出やすくなります。感覚だけで選ばず、表示されているニュートン値と自分の体重を照らし合わせて確かめるのがおすすめです。
中材は寝心地とお手入れのしやすさで選ぶ
折りたたみマットレスの中材は、主にウレタン・ファイバー・コイルの3種類に分かれます。
ウレタンは軽くて扱いやすく、商品数も豊富です。高反発タイプなら寝返りが打ちやすく、床置きの折りたたみ用途に向いています。ファイバーは樹脂を編んだ構造で通気性が高く、水洗いできる商品も多いため、汗をかきやすい方に向く素材です。コイルはクッション性に優れる一方で重く、コンパクトに収納しづらいため、折りたたみタイプでは選択肢が限られます。収納のしやすさを重視するなら、ウレタンかファイバーから選ぶのが現実的です。
復元率と密度で耐久性を見極める
毎日使う寝具として選ぶなら、耐久性の確認がとくに重要です。ウレタンマットレスの耐久性は、復元率と密度という2つの表示で見極められます。復元率は96%以上、密度は30D以上が長く使える商品の目安です。
復元率は圧縮をくり返す試験のあとに厚みがどれだけ戻るかを示す数値で、密度はウレタンにどれだけ材料が詰まっているかを示す数値です。極端に安い商品にはこれらの表示がないことも多く、その場合は耐久性を確かめる手段がありません。表示の有無そのものも、品質を判断する材料になります。
寝心地を妥協したくない方に向くエアーSX三つ折りマットレス

安さ重視の量販品とは別の選択肢として、日本橋西川では[エアーSX]三つ折りマットレス(エアーサイクロン内蔵)を取り扱っています。ここまで解説した厚み・体圧分散・耐久性の基準に製品仕様で応える、三つ折りでも寝心地を妥協したくない方に向けた高機能マットレスです。
厚み11cmと点で支える凹凸構造が床置きの底付きを防ぐ
[エアーSX]三つ折りマットレスの製品サイズは、シングルで97×195cm、厚みは11cmです。床に直置きする際の目安である10cm以上を満たす厚みを備えています。
トップ層には1680個の凹凸構造があり、点で体を支えて体圧を分散します。体重が集中する腰まわりの沈み込みを抑え、床置きでも底付きしにくい設計です。
ウレタン下部のエアーサイクロンが通気性を高める
ウレタンの下部には、96%が空気層でできたエアーサイクロンを内蔵しています。床への直置きで気になりやすい蒸れや湿気に配慮した構造で、通気性とあわせて弾力性と厚みも高めています。
さらにウレタン部分には特殊立体クロススリット構造(DR4構造)が採用されており、ベース部の硬めの素材と独自構造で沈み込みを調整し、自然な寝姿勢を保ちやすくしています。
3分割ローテーションで折り目のへたりを抑えて長く使える
[エアーSX]三つ折りマットレスは、3つに分かれたウレタンを入れ替えて使えます。体重が集中しやすい中央のブロックを定期的にほかの位置と入れ替えることで、部分的なへたりを分散し、快適な寝心地を長く保てます。折り目から先にへたるという折りたたみマットレスの弱点に対する、構造からの答えです。
硬さはREGULARとHARDの2種類、サイズはシングルからダブルまで展開されています。また、日本橋西川では三ツ折タイプの[&Free]マットレスも取り扱っており、予算や好みに合わせて選べます。
折りたたみマットレスを探すなら日本橋西川がおすすめ

折りたたみマットレスは、厚み・硬さ・中材・耐久性の基準を押さえて選べば、収納性と寝心地を両立できる寝具です。安さだけで選んで底付きやへたりに悩む前に、毎日の睡眠を支える道具として品質を見極めることが大切です。
日本橋西川では、睡眠に関する知識をもつスタッフが、体格や寝室の環境に合わせてマットレス選びをお手伝いしています。実際に店舗で寝心地を試しながら比較できるので、折りたたみマットレス選びで迷っている方は、ぜひお近くの店舗でご相談ください。
※記事の中で紹介されている、製品や素材のすべては、日本橋西川ではお取り扱いしておりません。詳しくは店頭までお問い合わせください。
※掲載写真はすべてイメージです。