寒くて寝れないときの冷え対策10選!足が冷たい、体が冷える…根本からの対処法も

布団に入っても足先が冷たくて眠れない……。体が冷えて何度も目が覚めてしまう……。冬の夜、こんな経験をしたことはありませんか?
寒さで眠れない夜は、単に不快なだけでなく、睡眠の質を大きく低下させ、翌日の体調や仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼします。特に手足の末端が冷える、体の芯から冷えを感じるという方は、毎晩の就寝が憂鬱になってしまうこともあるでしょう。
実は、寝るときの冷えには、その場しのぎの温め方だけでなく、根本的な体質改善や生活習慣の見直しも重要です。適切な対策を取ることで、冷えに悩まされることなく、ぐっすりと眠れる体を作ることができます。
この記事では、今夜からすぐに実践できる即効性のある冷え対策から、体質を改善して根本から冷えを解消する方法まで、10の具体的な対処法をご紹介します。「もう寒くて眠れない夜とはさよならしたい」と思っている方は、ぜひ最後までお読みください。
なぜ寒さで眠れないのか?体の冷えと睡眠の関係

寒い夜に眠れないのは、単に「寒いから不快」という理由だけではありません。実は、人間の体に備わっている入眠のメカニズムが、冷えによって妨げられてしまうことが根本的な原因なのです。
人間が眠りにつくとき、体の中では特別なプロセスが起こっています。それは、脳や内臓の温度である「深部体温」を下げることです。深部体温が下がることで、脳と体が休息モードに入り、自然な眠気が訪れます。このメカニズムは、私たちの体に生まれつき備わっている「体温を下げることで眠気を誘う」仕組みです。
しかし寒さによって体が冷えていると、このスムーズな体温調節が妨げられてしまい、結果として眠れなくなってしまうのです。
血管が収縮して熱を逃がせない
体が冷えると、体温を守るために血管が収縮します。これは体の防御反応として正常な働きですが、睡眠にとっては逆効果となってしまいます。血管が収縮すると、手足の末端に十分な血液が流れなくなります。血液には体の内部の熱を運ぶ役割があるため、血流が悪くなると、体の内部の熱を外に運んで逃がすことができなくなってしまうのです。
つまり、手足が冷たいままだと、本来は温かくなって熱を放出すべき手足が機能せず、深部体温を下げることができません。結果として、深部体温が下がらないため、脳が休息モードに入れず、いつまでも寝付けない状態が続いてしまいます。
「布団に入っても足先が冷たくて眠れない」という経験は、まさにこの血管収縮による入眠メカニズムの妨害が原因なのです。
夜中に体温が下がりすぎる
寒さが睡眠に与える影響は、寝つきの問題だけではありません。眠った後も、寒さは睡眠の質を低下させます。寝室の温度が低すぎたり、寝具が十分に暖かくなかったりすると、睡眠中に体温が急激に下がりすぎてしまいます。また、寒さに対する防御反応として、無意識のうちに体が緊張状態になることもあります。
体温が下がりすぎたり、体が緊張したりすると、深い眠りを維持することができません。その結果、夜中に何度も目が覚めてしまったり、眠りが浅くなったりして、十分な休息が取れなくなってしまうのです。
朝起きたときに「しっかり寝たはずなのに疲れが取れていない」と感じるのは、このような寒さによる睡眠の質の低下が原因かもしれません。
寒くて寝れないときの冷え対策

寒さで眠れない夜を解消するための、具体的で実践的な対策をご紹介します。今夜からすぐに試せる方法から、体質改善につながる習慣まで、幅広くカバーしています。
就寝90分前の入浴
入浴のタイミングは、質の高い睡眠を得るために非常に重要です。
就寝の90分前に、38〜40℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。この温度のお湯に入ることで、深部体温を一時的に上げることができます。入浴後、体温は徐々に下がり始め、その下がり始めのタイミングで布団に入ると、自然な眠気とともにスムーズに入眠できるのです。
熱すぎるお湯は交感神経を刺激してしまい、かえって眠れなくなることがあります。ぬるめのお湯で15〜20分程度、リラックスしながら体を温めることがポイントです。入浴後は体がポカポカと温まり、その後の自然な体温低下が快適な入眠をサポートしてくれます。
寝る直前の足浴(足湯)
「布団に入る前にシャワーだけで済ませたい」「時間がなくてお風呂に入れない」という日もあるでしょう。そんなときに効果的なのが足浴です。
寝る直前に、足だけを温かいお湯に浸けることで、末端の血行を促進することができます。血行が良くなると、手足から熱が放出されやすくなり、深部体温を下げて入眠しやすくする効果が期待できます。
足浴は靴下を履くよりも効果的です。靴下は足を温める一方で、熱の放散を妨げてしまうことがあります。一方、足浴は血行を促進しながら、その後の自然な熱放出を妨げないため、入眠メカニズムに適した方法なのです。洗面器にお湯を張るだけで簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
レッグウォーマーを着用
足元の冷えが気になるけれど、靴下を履いて寝るのは抵抗がある……そんな方におすすめなのがレッグウォーマーです。
保温性の高いレッグウォーマーで足首を温めることで、足全体の血行が促進されます。足首には太い血管が通っているため、ここを温めると効率よく体全体が温まります。
レッグウォーマーの利点は、靴下のように足先を覆わないため、熱の放散を妨げないことです。足首は温めて血行を良くしながら、足先からは適度に熱を逃がすことができるので、入眠に必要な体温調節を邪魔しません。締め付けの少ないゆったりしたタイプを選ぶと、さらに快適に眠れます。

電気毛布・湯たんぽは予熱に使う
寒い冬の夜、布団に入る前に電気毛布や湯たんぽで布団を温めておくのは非常に効果的です。しかし、使い方には注意が必要です。
電気毛布や湯たんぽは、布団を事前に温める「予熱」として活用しましょう。布団に入る30分〜1時間前にセットしておき、布団に入るときには電気毛布のスイッチを切るか、湯たんぽはタオルで包むか布団から出すようにします。
つけっぱなしにすると、布団の中が熱すぎて深部体温が下がらず、かえって眠りが浅くなってしまいます。また、寝ている間に過度に温められると、脱水症状や低温やけどのリスクもあります。「布団に入るときは快適な温かさ」を目指すことがポイントです。
起床時間を一定にする
冷え対策の根本的な解決策として、生活リズムを整えることも重要です。
毎日同じ時間に起きる習慣をつけることで、体内時計が整います。体内時計が安定すると、自然に眠気が訪れるリズムが作られ、スムーズに入眠できるようになります。また、体内時計の乱れは自律神経の乱れにもつながり、自律神経が乱れると血行不良や冷えを引き起こします。
平日も休日も、できるだけ同じ時間に起きることを心がけましょう。規則正しい生活リズムは、冷えの予防にもつながる重要な習慣です。
室温を一定に保つ
睡眠中の寒さ対策として、室温管理は欠かせません。
暖房のタイマー機能などを活用して、夜中も室温を16〜20℃程度に保つようにしましょう。この温度帯は、睡眠に適した環境とされています。室温が低すぎると、夜中に寒さで目が覚めてしまったり、体が緊張状態になって深い眠りが得られなくなったりします。
エアコンのタイマー設定や、必要に応じて加湿器を併用することで、快適な睡眠環境を作ることができます。電気代が気になる場合は、設定温度を控えめにして寝具で調整するのも良い方法です。
寝具で空気の層を作る
寝具の選び方と使い方も、冷え対策には重要なポイントです。
軽くて暖かい羽毛布団などを使い、体の下に毛布や敷きパッドを重ねることで、保温力を高めることができます。特に重要なのは「空気の層」を作ることです。寝具と寝具の間に空気の層ができると、その空気が断熱材の役割を果たし、体温を効率的に保ってくれます。
また、体の下からの冷気を遮断することも大切です。床からの冷気は思っている以上に体温を奪います。敷きパッドや毛布を体の下に敷くことで、底冷えを防ぎ、温かさを保つことができます。掛け布団だけでなく、敷き寝具にも気を配りましょう。
寝る前のカフェイン・アルコールを避ける
睡眠の質を高めるためには、寝る前の飲み物にも注意が必要です。
カフェインは覚醒作用があり、睡眠の質を下げてしまいます。コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどは、就寝の4〜6時間前から控えるようにしましょう。
また、アルコールも注意が必要です。お酒を飲むと一時的に体が温まり、眠気を感じることがありますが、実際には睡眠の質を大きく低下させます。さらに、アルコールには利尿作用があり、夜中にトイレで目が覚める原因にもなります。代謝の過程で体温が下がることもあり、結果として体を冷やしてしまうのです。
寝る前には、ノンカフェインの温かいハーブティーや白湯などを選ぶと良いでしょう。
朝起きたら日光を浴びる
朝の習慣も、夜の睡眠と冷え対策に大きく影響します。
朝起きたら、まずカーテンを開けて日光を浴びましょう。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、その約14〜16時間後に自然な眠気が訪れるようになります。
さらに、日光を浴びることは自律神経の働きを整える効果もあります。自律神経が正常に機能すると、体温調節能力が高まり、血行が良くなります。これにより、冷えにくい体質へと改善されていくのです。
曇りの日でも、室内より明るい光が得られます。毎朝の習慣として、5〜10分でも日光を浴びる時間を作りましょう。
体を温める食材を摂る
体の内側からの冷え対策として、食生活の見直しも効果的です。
生姜、根菜類(大根、ごぼう、にんじんなど)、かぼちゃ、ネギ類など、体を温める効果のある食材を積極的に食事に取り入れましょう。これらの食材には血行を促進したり、体の代謝を高めたりする働きがあります。
特に生姜は、体を温める効果が高いことで知られています。料理に使うだけでなく、生姜湯として飲むのもおすすめです。また、温かいスープや鍋料理で根菜類をたっぷり摂ることも、冷え改善に効果的です。
毎日の食事で少しずつ取り入れることで、体の内側から冷えにくい体質へと改善していくことができます。
寒いときに見直しがおすすめの寝具

冷え対策には、寝具の見直しも非常に効果的です。適切な寝具を選ぶことで、睡眠環境が大きく改善され、快適な眠りを得ることができます。
掛け布団
冬の寒さ対策として、まず見直したいのが掛け布団です。
羽毛布団は、軽くて暖かいという理想的な特徴を持っています。羽毛は空気をたっぷり含むため、優れた保温性を発揮します。また、軽量なので体への圧迫感が少なく、寝返りも打ちやすいのが利点です。さらに、羽毛布団は吸湿性・放湿性にも優れています。寝ている間にかいた汗を吸収し、外に逃がしてくれるため、布団の中が蒸れにくく、快適な温度と湿度を保つことができます。
羽毛布団を選ぶ際は、羽毛の品質(ダウン率)や充填量をチェックしましょう。ダウン率が高いほど保温性が高く、充填量が多いほど暖かさが増します。また、複数の薄い掛け布団を重ねる「レイヤリング」も効果的です。布団と布団の間に空気の層ができ、より高い保温効果が得られます。
羽毛布団選びの際は、以下の特集記事も参考にしてみてください。
特集記事:〈日本橋西川〉羽毛ふとん特集

敷き寝具
掛け布団だけでなく、敷き寝具の見直しも冷え対策には重要です。床からの冷気は、思っている以上に体温を奪います。人は寝ている間、掛け布団よりも敷き寝具側に体重がかかり、密着しています。そのため、敷き寝具の保温性や断熱性が、実は睡眠の快適さに大きく影響するのです。特に冬場は、床からの冷気を遮断することが快適な睡眠の鍵となります。
また、「冷え性」「疲労」「不眠症」でお悩みの方には、西川の電位・温熱組合せ家庭用医療機器「[エアー] ヘルシオン」がおすすめです。
今お使いのマットレスに重ねるだけで、良質な睡眠だけでなく、健康維持をサポートします。「温熱治療」と「電位治療」を交互に繰り返すことで、様々な体の症状を緩和します。はじめて操作する方でも、季節ごとのコース設定や「温度調整機能、タイマー機能、スマホ操作も可能で、年間通して快適な睡眠環境を整えます。
マットレスの上に、さらに毛布や敷きパッドを重ねることで、保温力をより高めることができます。特に、起毛素材やフリース素材の敷きパッドは、肌触りも温かく、冷え対策に効果的です。また、床に直接布団を敷いている場合は、断熱マットや除湿シートを下に敷くことで、底冷えを大幅に軽減できます。
睡眠の悩みは「ねむりの相談所」へ
寒くて眠れない夜は、体の入眠メカニズムが妨げられていることが原因です。手足が冷えて血行が悪くなると、深部体温を下げることができず、スムーズに眠りにつくことができません。しかし、今回ご紹介した対策を実践することで、この問題は改善できます。就寝前の入浴や足浴で血行を促進し、適切な室温管理と寝具の工夫で快適な睡眠環境を整える。さらに、規則正しい生活リズムや体を温める食事で、根本から冷えにくい体質を作っていく。これらを組み合わせることで、寒い冬の夜でも快適に眠れるようになります。
すべてを一度に実践する必要はありません。できることから少しずつ取り入れて、自分に合った方法を見つけていきましょう。体の仕組みを理解し、適切な対処を行うことで、冷えに悩まされることなく、質の高い睡眠を手に入れることができるはずです。
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