羽毛布団の選び方|おすすめのメーカーや羽毛ランクの見分け方を解説

冬の寒い夜、暖かく快適に眠るために欠かせない羽毛布団。しかし、いざ購入しようと思っても、「どの羽毛布団を選べばいいのかわからない」「価格の違いは何?」「高いものと安いものでは何が違うの?」と迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
羽毛布団は決して安い買い物ではありませんし、毎日使うものだからこそ、自分に合った良質なものを選びたいですよね。実は、羽毛布団の品質は、使用されている羽毛の種類やランク、生地の質、キルティングの仕方など、さまざまな要素によって大きく変わってきます。同じように見える羽毛布団でも、中身の羽毛の質や産地、ダウン率などによって、暖かさや耐久性に大きな差が生まれるのです。
この記事では、羽毛布団選びで失敗しないために知っておきたい基礎知識から、羽毛のランクの見分け方、信頼できるメーカーの選び方まで、詳しく解説していきます。
良い羽毛布団とは?品質の種類の見分け方

良い羽毛布団を見分けるには、中身の「羽毛そのもの」の品質を表すダウンパワー(かさ高)、ダウン率を確認するのが最も分かりやすい方法です。
ダウンパワー
ダウンパワーとは、羽毛の「ふくらむ力」を示す数値で、羽毛原料1gあたりの体積を表す重要な指標です。この数値が高いほど、羽毛がたくさんの空気を含むことができ、軽くて暖かい高品質な羽毛布団とされています。羽毛は空気を含むことで断熱効果を発揮するため、同じ重さでもダウンパワーが高い羽毛の方が、より多くの暖かい空気層を作り出せるのです。
| ダウンパワー (DP) | 特徴 |
| 430dp以上 | 高品質な羽毛布団で採用されることが多い |
| 390dp以上 | ミドル〜ハイクラス。しっかりとしたふくらみがある |
| 360dp以上 | 一般的な羽毛布団で採用されることが多い |
| 300dp前後 | 一般的な合掛け布団に多い |
ダウンパワーの確認方法は簡単で、商品に付いている品質表示ラベルやタグ、または商品説明に記載されている「ダウンパワー(DP)」の数値をチェックするだけです。ただ、任意表記の為、つけてない場合もあります。
一般的には390dp以上のものがおすすめとされており、この基準を満たす羽毛布団であれば、十分な保温性と快適さを実感できるでしょう。高品質な羽毛布団では430dp以上のものもあり、軽さと暖かさを両立した寝心地を提供してくれます。
ダウン率
ダウン率とは、羽毛布団の中材に使われているダウン(羽毛、綿毛状の部分)とフェザー(羽根、軸のある部分)のうち、ダウンが占める割合のことを指します。ダウンは芯がなく、ふわふわとした綿毛のような形状をしており、空気をたっぷり含んで優れた保温性を発揮します。一方、フェザーは中心に軸があるため、弾力性はあるものの保温性ではダウンに劣ります。
- ダウン(羽毛): 軸がなく丸い綿毛状。軽くて保温性が高い
- フェザー(羽根): 軸があり、弾力性があるがダウンより重く保温性は劣る
| ダウン率 | 品質への影響 |
| 93%以上 | 非常に高品質。軽くて柔らかく、保温性・吸湿放湿性が高い。 |
| 90%以上 | 羽毛布団の良さを実感できる目安。軽さと暖かさのバランスが良い。 |
| 85%以上 | 羽毛布団としての最低ライン。 |
| 50%以下 | 「羽根布団」と呼ばれ、羽毛布団特有の軽さや暖かさは感じにくい。 |
ダウン率は品質表示に「ダウン90%」といった形で表記されており、この数値が高いほど軽くて暖かい高品質な羽毛布団といえます。個人差はありますが90%以上を目安に選ぶと、羽毛布団本来の軽さやふんわり感、暖かさといった良さを十分に実感しやすくなります。フェザーの割合が多くなると、軸が布団の生地を突き抜けて飛び出したり、ゴワゴワとした感触になったりすることもあるため、快適性を求めるならダウン率の高いものを選ぶことが大切です。
良い羽毛布団の選び方のポイント

ダウンパワーとダウン率以外に、羽毛布団の寝心地、耐久性、快適性を左右する重要なポイントは以下の4つです。
水鳥の種類と産地で選ぶ
羽毛布団の品質は、使用されている水鳥の種類と産地によっても大きく変わります。一般的には、マザーグース>グース(ガチョウ)>ダック(アヒル)の順で高品質とされており、グースはダックよりも体が大きい分、羽毛も大きくふんわりとしています。
また、グースの羽毛はニオイも少ない傾向があるため、より快適に使用できます。マザーグースは成熟した親鳥の羽毛で、さらに大きくふくらみがあり、最高級品として扱われています。
さらに産地にも注目しましょう。ポーランド、ハンガリー、カナダなど、寒暖差の大きい地域で育った水鳥の羽毛は、厳しい気候に耐えるために発達しており、より保温性が高くなります。
側生地の素材と糸の太さで選ぶ
側生地は羽毛の持つ最高の性能、特に「軽さ」と「調湿性」を最大限に引き出すために極めて重要です。側生地の選び方一つで、羽毛布団の寝心地は大きく変わります。
確認すべきポイントは、「素材」「番手(糸の太さ)」です。
素材
羽毛布団の生地素材は、快適さや耐久性に大きく影響する重要なポイントです。最もおすすめなのは綿100%、特に超長綿と呼ばれる高品質な綿素材です。綿は羽毛が持つ優れた調湿機能(吸湿・放湿性)を最大限に活かすことができ、睡眠中にかいた汗を吸収して外に逃がすため、ムレを防いで快適な寝心地を保ってくれます。また、綿100%の生地はソフトな肌触りが特徴で、体に優しくフィットするため、羽毛布団本来の心地よさを存分に味わえます。
一方、ポリエステルなどの化学繊維は軽量化できるというメリットはあるものの、通気性や吸湿性が天然素材に劣るため、ムレやすく静電気が起きやすい場合があります。特に冬場は乾燥しているため静電気が発生しやすく、不快に感じることも。快適に使い続けるためには、綿100%の生地を選ぶことをおすすめします。
糸の太さ(番手)
羽毛布団の生地には糸の太さを示す「番手」という単位があり、綿の場合この数値が大きいほど糸が細く、高品質とされています。特に60番手以上のサテン織の生地は、糸が細いためしなやかで、羽毛の膨らみを妨げることなく、ふんわりとした本来の心地よさを引き出してくれます。
細い糸で織られた生地は肌触りも滑らかで、上質な寝心地を提供してくれるでしょう。番手の数値が高いものほど価格も上がりますが、その分、快適性と耐久性が向上します。

キルト(縫製)の構造で選ぶ
キルトとは、布団の中で羽毛が偏るのを防ぎ、暖かさを均一に保つための縫製構造のことです。羽毛布団は表地と裏地の間に羽毛を詰めて作られますが、何も仕切りがないと使っているうちに羽毛が偏ってしまい、薄い部分ができて保温性が損なわれてしまいます。
キルト加工により、布団全体に羽毛が均等に分散され、どの部分でも快適な暖かさを維持できるのです。ノーマルキルトやユニステークキルトなど、さまざまな縫製方法があり、構造によって保温性や軽さ、フィット感が変わってきます。
| 種類 | 特徴 |
| ノーマルキルト | 一般的な羽毛布団のキルト。羽毛を吹き込むノズルを入れる穴が開いた状態で一つひとつのボックスが独立していない。経年の使用で羽毛が片寄ることがある。 |
| ユニステークキルト | キルトの充填位置を交互に配置することで、羽毛が片寄りにくい構造。 |
| ソリッドステーク®︎キルト | nishikawa(西川)独自のキルト加工。羽毛を充填するときだけ立体キルト入口が開く。一つひとつのボックスが独立しており、普段は羽毛の圧力で閉じているために片寄りは起こらない。 |
実用性で選ぶ
羽毛布団を選ぶ際は、品質だけでなく実用性も重要なポイントです。充填量(羽毛の量)、洗浄度(羽毛の清潔さ)、原産国(トレーサビリティ)、試用心地(実際の寝心地)といった要素を総合的に確認しましょう。
- 充填量
- 洗浄度
- 原産国
- 試用心地
充填量が多すぎると重く感じることもあるため、体格や好みに合わせた適切な量を選ぶことが大切です。また、洗浄度が高い羽毛はニオイが少なく衛生的で、原産国が明記されている製品は品質への信頼性も高まります。
可能であれば店頭で実際に触れて試してみることで、自身の住環境や体質、予算に合った最適な一枚を見つけることができ、購入後の失敗を防げます。
羽毛布団のメーカーは西川(株)がおすすめ

羽毛布団を選ぶなら、創業400年以上の歴史と信頼を誇る西川がおすすめです。西川は日本の寝具業界を代表するトップメーカーとして、長年にわたり高品質な羽毛布団を作り続けてきました。
西川の羽毛布団は、厳選された高品質な羽毛原料を使用し、熟練の職人技術によって丁寧に仕上げられています。ダウンパワーやダウン率といった品質基準をしっかりとクリアした製品ばかりのため、初めて羽毛布団を購入する方でも安心して選べます。
また、グースやマザーグースなど水鳥の種類、産地、生地素材、キルト構造など、あらゆる要素にこだわった幅広いラインナップを揃えており、季節やライフスタイルに合わせて最適な一枚を見つけることができます。
さらに、西川の羽毛布団は耐久性にも優れており、適切なお手入れをすれば長く愛用できるのも魅力です。実店舗では専門スタッフが丁寧にアドバイスしてくれるため、自分にぴったりの羽毛布団選びをサポートしてもらえます。信頼できるメーカーの高品質な羽毛布団で、冬の快適な睡眠を手に入れましょう。
羽毛布団については、以下の特集ページもあわせてご参考ください。

まとめ
羽毛布団選びで失敗しないためには、ダウンパワー390dp以上、ダウン率90%以上を目安に確認することが大切です。さらに、水鳥の種類や産地、綿100%の側生地、60番手以上の糸、キルト構造といった細かな仕様にも注目しましょう。充填量や洗浄度、試用心地なども実用性を左右する重要なポイントです。
羽毛布団は毎日使うものだからこそ、品質にこだわって選ぶことで、快適な睡眠と健康的な生活を長く支えてくれます。信頼できるメーカーの製品を選び、自分の体質や住環境に合った一枚を見つけることが何より重要です。この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ理想の羽毛布団を手に入れて、心地よい眠りを実感してください。
西川で羽毛布団をお探しの際は、以下ページよりラインナップをご確認ください。