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ポケットコイルマットレスとは?メリット・デメリット、おすすめの製品を紹介

快適な睡眠環境を求める中で「ポケットコイルマットレス」という言葉を聞いたことはありませんか?スプリングマットレスの中でも特に人気が高いポケットコイルマットレスですが、「ボンネルコイルとはどう違うの?」「本当に自分に合っているのだろうか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

ポケットコイルマットレスは、一つ一つのコイルが独立した袋に包まれた構造で、点で体を支える特徴があります。体の凹凸に合わせてフィットし、優れた体圧分散性と静音性で多くの人に愛用されています。しかし、ボンネルコイルマットレスとは全く異なる寝心地を提供するため、それぞれに独自のメリット・デメリットが存在します。

間違ったマットレス選びは、期待していた快眠効果が得られないだけでなく、腰痛や肩こり、睡眠の質低下の原因となることもあります。特にポケットコイルマットレスは製品によって品質や特性が大きく異なるため、しっかりとした知識を持って選ぶことが重要です。

この記事では、ポケットコイルマットレスの基本構造から、ボンネルコイルとの詳細な違い、具体的なメリット・デメリット、選び方のポイント、そしておすすめの製品まで幅広く解説します。あなたにぴったりのマットレスを見つけて、理想的な睡眠環境を手に入れましょう。

ポケットコイルマットレスとは

ポケットコイルマットレスとは、家具のクッション部分に使われているコイルで、スプリング状に加工されたコイルを、ひとつずつ袋に入れて並べるため面ではなく点で体を支える独特な構造を持つマットレスです。

この構造により、圧力の強さにあわせて沈む特徴があり、体の凹凸に合わせて個別に対応できるため、自然な寝姿勢を保ちやすくなっています。数あるコイルマットレスのなかでも、ポケットコイルを敷き詰めたタイプは、揺れが伝わりにくく体圧分散力が高いことで人気を集めており、特に二人以上で寝る場合に大きなメリットを発揮します。

ボンネルコイルとの最も大きな違いは体の支え方にあり、ボンネルコイルは、複数のコイルスプリングが連結してクッションを構成しているのに対し、ポケットコイルは一つ一つが独立しています。そのためポケットコイルは体を包むような感覚で、ボンネルコイルは畳に布団を敷いたような感覚で寝られるという寝心地の違いが生まれます。この独立した構造により、隣で寝ている人の動きが伝わりにくく、優れた静音性も実現しています。

ポケットコイルマットレスのメリット

ポケットコイルマットレスの主なメリットは以下の通りです。

理想的な寝姿勢を保ちやすい

独立したコイルが身体の形に合わせて沈むため、特定の部分に圧力が集中せず全身をバランスよく支えられますという特徴があります。腰や肩への負担が軽減され自然な寝姿勢を保ちやすくなるため、睡眠中の体への負担を大幅に軽減できます。

体のラインに沿って沈むため自然な体制で使える構造により、体の自然なS字カーブを維持しながら眠ることが可能で、朝起きたときの疲労感や痛みを軽減する効果が期待できます。

横揺れが少ない

それぞれが個別に動くため寝返りを打った際の振動が隣の人に伝わりにくいことが大きな特徴です。支えるコイルが独立して支えるため、複数人で利用しても揺れや沈みを感じにくい構造になっています。

このため二人以上で寝る場合でもお互いの動きが気にならず、快適に眠れます。特に寝返りを頻繁に打つ方や、パートナーの動きに敏感な方にとって、この振動の少なさは質の高い睡眠を確保する上で非常に重要な要素となります。

フィット感が高い

体のラインに沿って沈むため自然な体制で使える点が挙げられます。ポケットコイルは一つ一つが独立しているため、体の重い部分は深く沈み込み、軽い部分は適度にサポートするという、個人の体型に合わせた柔軟な対応が可能です。

個々の体型や姿勢にフィットするため、快適な寝心地を提供します。この高いフィット感により、体の各部位に最適な支持力を提供し、包み込まれるような感覚で眠ることができます。

耐久性が比較的高い

ポケットコイルマットレスの寿命は、一般的に7年から10年程度とされています。コイルが独立しているため体圧分散性を長期間にわたって保ちやすく、マットレス全体が均一に劣化しにくいことが特徴です。

一つのコイルに負荷が集中することがないため、部分的なへたりが起きにくく、長期間にわたって快適な寝心地を維持できます。

ただし寿命は使用頻度やメンテナンス方法によっても変わるため、定期的にメンテナンスするのが大切であり、適切なケアを行うことでさらに長く使用することが可能です。

ポケットコイルマットレスのデメリット

ポケットコイルマットレスは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットも存在します。これらを理解しておくことで、マットレス選びの際に後悔を防ぐことができます。

通気性がやや劣る

各コイルが袋に包まれている構造のため、内部に湿気がこもりやすく、蒸れを感じるかもしれませんという特徴があります。ポケットコイルはコイル一つ一つが不織布の袋で包まれているため、ボンネルコイルのようなオープンな構造に比べて空気の循環が制限されやすくなります。

重量のあるポケットコイルマットレスは、屋外に干すことが難しいため、湿気がこもりやすくなってしまいます。この湿気のこもりやすさにより、カビやダニの発生リスクが高まる可能性があるため、適切なメンテナンスや除湿対策が重要になります。

重い

ポケットコイルマットレスは、ノンコイル系のマットレスと比べて重量があるため、持ち運びや収納に苦労するケースがあります。コイルが多数使用されている構造上、必然的に重量が増加し、一人での移動や設置が困難になることが多いです。

引っ越しや模様替えの際に大きな負担となり、利便性や収納性に魅力を感じて折りたたみ式を購入しても、一人で運べなければ意味がありません。この重量の問題により、日常的なメンテナンスや部屋の掃除なども制約を受ける場合があります。

へたりに注意する必要がある

ポケットコイルマットレスは点で体を支える構造のため、体重が集中する部分のコイルに負荷がかかりやすい傾向があります。特に腰部分や肩甲骨部分など、体重がかかりやすい箇所では個別のコイルが劣化しやすく、部分的なへたりが発生する可能性があります。

また品質の低い製品では、価格を抑えるためにコイルの数が少なかったり、細い銅線を使った商品は劣化しやすかったりする傾向があるため、購入時のコイルの品質確認が重要です。適切なローテーションや定期的なメンテナンスを怠ると、予想よりも早くへたりが進行することがあります。

寝返りが打ちにくい

ポケットコイルマットレスは体にフィットしすぎることで、体が沈み込みやすく、寝返りを打つ際に必要な反発力が不足する場合があります。特に柔らかめのポケットコイルマットレスでは、体が深く沈み込むため、寝返りを打つために通常よりも多くの力が必要になることがあります。

柔らかすぎるため、腰痛が気になる方には適さないことがありますという指摘もあるように、適度な反発力が得られない場合、睡眠中の自然な寝返りが妨げられ、血流の悪化や体の負担増加につながる可能性があります。

ボンネルコイルマットレスとどっちがいい?違いを比較

ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレスのどちらが良いかは、個人の睡眠に関する好み、体型、寝姿勢、そしてライフスタイルによって大きく異なります。どちらか一方が「絶対的に優れている」というものではなく、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身に合う方を選ぶことが重要です。

以下に、それぞれのマットレスが「どちらが良いか」の判断基準となるポイントをまとめました。

密度

ポケットコイルマットレスは一つ一つのコイルが独立した袋に包まれているため、同じサイズでもより多くのコイルを配置できる構造になっています。一般的にシングルサイズで約450個以上のコイルが使用されることが多く、高密度な配置が可能です。

一方、ボンネルコイルマットレスは複数のコイルが連結された構造のため、コイル間にスペースが必要で、相対的にコイル密度は低くなります。この密度の違いにより、ポケットコイルの方がより細かい体圧分散が可能になります。

耐久性

コイルスプリングが連結して1つの面になっているので、荷重が全体にかかりコイルスプリングがへたりにくく、耐久性に優れているボンネルコイルが一般的に高い評価を受けています。連結構造により一部のコイルに負荷が集中することが少なく、全体で荷重を分散するため構造的に安定しています。

ポケットコイルは独立したコイルが体を点で支えるため、体重がかかりやすい部分のコイルに負荷が集中しやすく、部分的なへたりが発生する可能性があります。

寿命

ポケットコイルマットレスの寿命は、一般的に7年から10年程度とされていますが、ボンネルコイルマットレスは約5〜8年程度とされることが多いものの、品質によっては10年以上使用できるものもあります。

ただし、使用環境やメンテナンス方法によって大きく左右されるため、適切なケアを行うことでどちらも設計上の寿命まで使用することが可能です。

コスパ

ボンネルコイルマットレスが明らかに優位です。製造工程が比較的シンプルで、コイルを袋に入れる必要がないため、製造コストを抑えることができます。そのため手頃な価格で購入できる製品が多く、コストパフォーマンスに優れています。

ポケットコイルマットレスは一つひとつのコイルを袋に包む工程や、より多くのコイルを使用するため製造に手間がかかり、価格が高くなる傾向があります。

寝心地

それぞれ異なる特徴があります。ボンネルコイルマットレスは、複数のコイルスプリングを連結させて1つにまとめたマットレスです。身体を面で支えるので畳の上に布団を敷いたような寝心地があり、ポケットコイルマットレスより硬めなので、寝返りがうちやすい特徴があります。

一方、ポケットコイルマットレスは、コイルスプリングを一つひとつ不織布の小さな袋に入れて、マットレス全体に敷き詰めたマットレスです。コイルスプリングが1つずつ独立して、身体を点で支えるので、身体の凹凸にフィットして体圧が一箇所に集中するのを防ぎます。

このため、硬めでしっかりとしたサポートを求める方にはボンネルコイルが、体にフィットする柔らかな寝心地を求める方にはポケットコイルが適していると言えます。

マットレスを探すなら日本橋西川がおすすめ

マットレス選びにおいては、ポケットコイルマットレス以外にも多様な選択肢が存在します。ボンネルコイルマットレスをはじめ、ウレタンフォームを使用した高反発・低反発マットレス、天然素材のラテックスマットレス、通気性に優れたファイバーマットレス、そして最新技術を駆使したハイブリッドマットレスなど、それぞれが独自の特徴と寝心地を提供しています。

体型や寝姿勢、睡眠の悩み、予算、そして個人の好みに応じて、最適なマットレスは大きく異なります。硬めの寝心地を好む方、体圧分散を重視する方、通気性を求める方、アレルギー対策が必要な方など、一人ひとりのニーズに合わせたマットレス選びが重要です。

マットレス選びでお悩みの方には、長年の歴史と信頼を誇る日本橋西川をおすすめします。豊富な種類のマットレスを取り扱い、専門知識を持ったスタッフが、あなたの睡眠に関するお悩みや体型、ライフスタイルを詳しくお聞きした上で、最適な一枚をご提案いたします。質の高い睡眠は、健康で充実した毎日の基盤となります。ぜひ、理想的な睡眠環境を手に入れて、より豊かな人生を歩んでください。

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